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6.3 プロットレイアウト

6.4.3 陰関数プロット

2Dプロットサブメニューの陰関数コマンドは,a≤x≤bおよびc≤y≤dの範囲で軸を設定し ます. デフォルトのプロット範囲は−5≤x≤5および−5≤y≤5です. 表示タブの表示範囲は 数式によって異なります. 陰関数のプロットには直交座標が用いられます. 次にいくつかのデフォ ルトのビューを示します

5 4 3 2 1 0 -1 -2 -3 -4 -5

5

4 3 2 1 0

-1 -2 -3 -4 -5

x y

x y

x2+y2= 36

3 2 . 5 2 1 . 5 1 0 . 5 0 -0 . 5 -1 -1 . 5 -2 -2 . 5

3 2 . 5 2 1 . 5 1 0 . 5 0

-0 . 5 -1 -1 . 5 -2 -2 . 5

x y

x y

x2+y2= 9

2 1 . 5 1 0 . 5 0 -0 . 5 -1 -1 . 5 -2

5 4 . 5 4 3 . 5 3 2 . 5 2 1 . 5 1 0 . 5

x y

x y

y=x2

6.4.4 パラメトリックプロット

2Dプロットサブメニューのパラメトリックコマンドは,プロット範囲 −5≤t≤5,表示タブ の表示範囲はa≤x≤bおよびc≤y≤dです. 表示タブの表示範囲は数式によって異なります. 次にいくつかのデフォルトのビューを示します.

5 2 . 5 0 -2 . 5 -5

5

2 . 5

0

-2 . 5

-5

x y

x y

(6 cost,6 sint)

2 . 5 1 . 2 5 0 -1 . 2 5 -2 . 5

2 . 5

1 . 2 5

0

-1 . 2 5

-2 . 5

x y

x y

(3 cost,3 sint)

5 2 . 5 0 -2 . 5 -5

2 5

2 0

1 5

1 0

5

0

x y

x y

(x, x2)

6.5 2D プロットツール

作成したプロットの座標値を調べたり,表示タブの表示範囲を変更したり,拡大表示を行なうため のツ−ルが用意されています.

◮ プロットツールの表示

• ビューをダブルクリックします.

6.5 2Dプロットツール 145

プロットの右上に4つのプロットツールが表示されます.ビューの変更,拡大,縮小,座標の検出な どを行なえます.

フレームの回りに8つの灰色のハンドルが表示され,この状態でマウスをプロットへ移動すると, 手のアイコンに変わります.

6.5.1 拡大と縮小

拡大 と 縮 小 ツ ー ル が 山 の 形 を し た ア イ コ ン と し て 用 意 さ れ て い ま す.大 き な 山の ア イ コ ン を利用すると目的の範囲を拡大表示でき,小さな山のアイコン を利用すると縮小表示でき ます.

◮ 拡大と縮小の操作

1. 拡大または縮小アイコンをクリックします. 2. ビューにマウスポインタを移動します. 3. 目的の箇所をそのままドラッグして囲みます.

拡大表示の場合は,ドラックした箇所がフレーム内に拡大表示されます. ドラックした範囲外の画 像はフレームの範囲外にあり,表示されません. 縮小表示を選択すると,元のプロットが作成した 枠の中に縮小表示されます. そして,縮小された画像とフレームの間の分だけ軸範囲が広がります. プロットのプロパティダイアログの表示タブと軸タブの設定内容に応じて,拡大縮小の機能が異な ります.

拡大,縮小はx軸の設定に依存します. この機能を利用する場合は念のために,プロットの プロパティダイアログのビューと軸タブのデフォルト値を確認しておきましょう.

拡大,縮小後のx軸とy軸の範囲を編集する場合はデフォルトのチェックボックスをクリ アします.

拡大または縮小の操作を行なった後で,元の表示状態に戻す場合は,反対の機能を持つのアイコン をクリックします. ほぼ,元の状態に戻ります.

6.5.2 ビューを変更する

◮ フレームの中にあるビューを変更する

1. ダブルクリックしてビューを選択します. ビューが既に選択されている場合は右上の手のア イコン が選択されていることを確認します.

2. ビューにマウスポインタを移動すると手の形に変わります. 3. ビューをドラックして移動します.

フレームを元の位置に表示したままビューだけがドラックされます. マウスを離すとビューを移動 した範囲のプロットに更新されます. ドラッグは左右,どちらへでも可能です. この機能を利用す るとフレーム内に表示されるプロットの表示範囲を簡単に変更することができます

Note 拡大したり,ビューを変更してもフレームのサイズは変更されません. しかし,フレームサ イズを変更したり,移動を行うとフレームサイズや位置などは変わりますが,逆にビューは 変更されません.

6.5.3 プロットの座標ダイアログ

プロットをダブルクリックしたら座標位置を検出するツール を選択します. プロットの座標 位置を示すダイアログが表示されます. プロット上に移動したマウスの直交座標上の位置を表示し ます. 極座標のチェックボックスを利用すると,直交座標に代って極座標が表示されます.

◮ 座標位置を記録する

アイコン を選択します.

クリックしたプロット上の直交座標をダイアログに表示します.

◮ 座標の行列を作成する

1. ダイアログにリストアップされた座標位置を選択します. 2. 画面上の任意の位置にカーソルを移動します.

3. 座標位置のダイアログにある貼り付けボタンをクリックします.

◮ 選択した座標から折れ線グラフを作成する

6.6 数式情報 147

作成した行列を2Dプロットにドラッグします. または

• 選択したプロットの行列を作成し,マウスカーソルを行列の右側に置きます(上記のステッ プ2).

折れ線グラフではなく,散布図で表現したいときは次のようにします. 最初に上の要領で折れ線グ ラフを作成します. 次にグラフを選択し,プロットのプロパティダイアログからプロットした数式 のタブを表示します. そして,プロットスタイルを変更します.

◮ プロットの座標位置ダイアログから座標情報を削除する 1. 削除する座標情報をクリックします.

2. 削除ボタンをクリックします.

6.6 数式情報

プロットした数式の編集や,プロットの追加,削除,プロットスタイルやプロット範囲,サンプリン グ数の変更などを行なう場合はプロットのプロパティダイアログのプロットした数式タブを利用 します.

6.6.1 プロットした数式

ダイアログの上部にあるプロットした数式のテキストボックスには,画面にプロットされた曲線の 数式が表示されます.

プロットした数式や関数にはプロット番号という独自の番号が付きます. プロット番号を示す項 目の上下矢印をクリックすると,プロットされた関数や数式が表示されます. この機能を使って, 数式の変更,新しい式の追加,式の削除などを行なえます.

• 数式の編集は数式を示すダイアログで直接行ないます.

• 数 式 を 追 加 す る 場 合 は 追 加 ボ タ ン を ク リ ッ ク し,数 式 を 直 接 入 力 す る か,ま た は 貼 り 付 け ます.

• 数式を削除する場合は目的の数式を,プロットした数式ボックスに表示して削除ボタンをク リックします.

6.6.2 軸範囲とサンプルサイズ

プロットしたグラフのプロット範囲とサンプルポント数の調整は自由に行なえます.

◮ プロット範囲を変更する

• プロット範囲ボタンをクリックして,プロット範囲を編集します.

プロット範囲ダイアログボックスでは,プロットを生成しているポイント数や範囲を設定できま す.直交座標のプロット範囲のデフォルト設定は−5≤x≤5となっています.

◮ 正確なグラフを作成する

• プロット範囲ボタンをクリックして,ポイント数を増やします.

描画するポイント数を増やすと,プロットの処理速度が遅くなります. したがって画面上での表示 や,印刷の処理速度を向上させたい場合は少ないポイント数の方が有利です. 逆に曲線や直線に滑 らかさが足りない場合は,ポイント数が少なすぎますので少し増やしたほうがいいでしょう.

6.6.3 プロットの色とスタイル

プロットする曲線毎に色を変更することができます.

◮ プロットの色を変更する

次の20色のカラーリストから選びます. Black, Blue, Blue Green, Brown, Cyan, Dark Gray, Green, Light Blue, Light Gray, Light Green, Light Red, LtBlueGreen, Magenta, Maroon, Navy, Purple, Red, Sienna, White, Yellow.

または

• 色編集ボタンをクリックして色ダイアログから自由に色を作成します.

プロットした数式毎に色を編集することが可能です. また,プロットスタイルを線と点の2種類か ら選ぶことができます. プロットスタイルのデフォルトは線です. 線はサンプリングされた点を繋 いでプロットされます. 線と点によるプロットの詳細は160ページを参照してください.

プロットスタイルを線とした場合,線種と線の太さを変更できます.

◮ 線種と線の太さを決める

線種には実線,ダッシュ,点線, 1点ダッシュ, 2点ダッシュがあります.